RESULT

実績紹介

    迅速な仮処分で、依頼者の不利益を防止

    依頼者がある会社から購入したソフトウェア著作権について、依頼者の取引先に、同じ会社からソフトウェアを譲り受けたと主張するライバル会社が営業活動を行っていたため、購入元の会社に登録を移すよう要求したが応じないため、原告代理人として著作権登録移転の訴訟を提起した。

    当方は著作権譲渡の契約書もあり、勝訴はほぼ確実と思われたが、ライバル会社が先に登録しないよう自己の権利を保全するため、訴訟に先んじて処分禁止の仮処分の申し立てを行った。同申立ては速やかに審理され、申立てから3週間程度で仮処分決定がされ、ライバル会社の登録を防ぐことができた。

    双方に利益ある和解条件で、早期の紛争解決

    依頼者が販売する図柄付きの商品について、デザインをWebサイト上で販売する個人から、著作権侵害を理由とする図柄の使用停止や損害賠償の警告書が送付されてきた案件で、相手方代理人弁護士と交渉した。

    依頼者から事情をうかがったところ、侵害の有無については言い分もあるものの、裁判にせず早期の紛争解決を希望したため、その趣旨に沿って代理人活動を行った。

    そうしたところ、個人の権利者との間で、①在庫に限り販売を認めること、②新規の製品の製造販売は行わないこと、及び③解決金として、ごく低額の金銭を支払うことで和解契約を締結することができた。